
脳卒中治療ガイドライン2004
(新しく作られた「脳卒中治療のためのガイドライン」)
この度、「日本脳卒中学会」「日本脳神経外科学会(日本脳卒中の外科学会)」「日本神経学会」「日本神経治療学会」「日本リハビリテーション学会」と厚生労働省の脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の研究班からなる合同委員会が、数多くのエビデンスを元に「脳卒中治療ガイドライン2004」が作成されました。
著作権の問題がありますので、ガイドラインの内容を抜粋することは困難ですので、「有用である、推薦される」と言った内容を中心に、概略を整理し、掲載いたします。
発病予防
高血圧、糖尿病(特にU型)、冠動脈疾患を伴う高脂血症患者ではそれぞれの疾患の治療が有用。
心房細動による不整脈患者では薬物療法(ワルファリンなど)が有用。
喫煙、大量の飲酒は避けるべきである。
無症候性脳梗塞(「隠れ脳梗塞」)を認めた場合、高血圧の治療が有用。
脳梗塞
急性期に、症例に応じて、抗血小板剤(オザグレル)、抗凝固剤(アルガトロバン)、脳保護薬(エダラボン)の使用することは有効。
アスピリンの早期経口投与は有効。
再発予防には、症例に応じて、降圧療法、抗血小板剤(アスピリン、チクロピジン、シロスタゾール)、抗凝固療法(ワルファリン)の投与が有効。
症候性(脳梗塞の原因となった)頚部頚動脈狭窄は、頚動脈内膜剥離術が、症例によっては再発予防に有効。
脳出血
塩分の摂りすぎ、、肥満、運動不足、多量の飲酒をさけ、高血圧の治療を行うことが予防に有用。
くも膜下出血
喫煙、高血圧、角の飲酒は危険因子であり、改善が望ましい。
くも膜下出血の原因である脳動脈瘤(破裂脳動脈瘤)は再出血予防のために手術が必要。
リハビリテーション、その他
脳卒中急性期の治療は、脳卒中専用病棟(SCU)で行うことで予後が改善できる。
急性期からの積極的リハビリテーションが予後の改善に有効。
詳細についてお知りになりたい方は、日本脳卒中学会のHPの中の「脳卒中治療ガイドライン2004」をご参照ください。