
Q&Aのコーナー
めまい:こんなに苦しいのに…いくら医師に相談しても「異常が無い」「大丈夫」としか言ってもらえない…
Q:朝、目が覚めたら目の前が「グルグル」回っている。ご近所の先生に相談したら「メニエル病」といわれた。「メニエル病」って何?
A:「メニエール」とはフランス人のお医者さんの名前。耳の奥には「内耳」という部分があり、ここで「体の向きやバランスを調べ」たり、「耳から入ってきた音を神経に伝える」働きをしています。ここに異常が起こると、体のバランスが狂って「止まっているのに体が回っている感じがしたり」(めまい)、「聞こえていないはずの音が聞こえたり」(耳鳴り)するわけです。厳密には、めまいと耳鳴りや難聴が同時にする場合を「メニエール氏病」、めまいだけを感じる場合には「発作性頭位めまい」と使い分けるのですが、一般には、内耳の一時的な機能低下によるめまいを総称して「メニエール氏病」と呼ばれることが多いようです。
この内耳の一時的な機能障害によるめまいの原因は完全には解明されていません。ただ、このめまいは通常数時間から数日で消える事が多く、大きな後遺障害などを残す危険性も少ないのが特徴です。
Q:めまいは脳こうそくの症状の場合があるって聞いた。どんなめまいが脳こうそくの症状?
A:めまいを大きく分けると次の3つに分かれます。このうち、「小脳性のめまい」が問題のめまいです。
- 「ぐるぐると体が回る(天井が回る)」回転性のめまい、または、「体が流れる(天井や壁が流れる)」ようなめまい。
これは、上でお話しした「内耳性」のめまいの特徴です。症状はとってもつらく、「嘔吐(おうと)」もひどい事が多いです。過労やストレスなどから来ることもあり、数時間から数日で消えることが多いのが特徴です。
ただし、あまり長く続く場合には、内耳に行く神経自体の問題の場合もあり、専門医での精密検査を受けた方が良いかもしれません。
- 「ふわふわと体が浮く」「スーと倒れそうになる」感じのめまい。
このような症状は、特に壮年期以降の女性に多く見られます。多くの場合血圧の変動や、自律神経の不具合による症状のことが多く、原因が突き止めにくいのが難点です。やはり過労やストレスなどが関係する場合も多いようです。
- 「(体を起こしたり歩こうとすると)ぐらぐらとして立っていられない、まっすぐ歩けない」「手足が思うようなところにうまく持っていけない」めまい。
こういった症状は、脳の中でも「小脳」というバランスを司る部分の異常症状の可能性があります。こういった形のめまいは、小脳や脳幹(生命中枢)の脳こうそくに発展することがあり、必ず精密検査を受けていただきたいめまいです。
特に、「めまい」とともに「言葉がもつれる(舌を動かす神経の麻痺)」症状や「顔が曲がる(顔の神経の麻痺)」、「手足の感覚がおかしい、力が入りにくい」等の症状があるときは、すぐに脳神経外科か神経内科にご相談ください。
